2週間ほど前、夕方散歩に出掛けてみつけた!
どう見ても巨大なアスパラガスだよね。
和名は竜舌蘭(リュウゼツラン)
なんか今時のアニメに出てきそうな漢字の組み合わせですが、
アガベと呼ばれる植物です。
アガベは20〜40年に一度だけ花を咲かせ、
そして枯れていく植物で、
最後に花を咲かせるとき、
このアスパラガスのような花茎が、
突然グングンとのびてきます。
あまりに成長がゆっくりなので、
100年(1世紀)に一度開花すると誤って認識されて、
センチュリープラントとも呼ばれています。
ここ数日、とても暑かったので、
アガベの花が咲きはじめ
ハミングバードが、
花の蜜を目当てに飛んできてた。
これとは別の種類のアガベから、
テキーラや、
アガベシロップが作られるので、
花の蜜も甘いのかもね?
ネイティブの人たちは、
花咲く前のアガベの茎を、
いくつもまとめて蒸し焼きにして、
糖分を高くし、
食していたそうです。
竜舌蘭と称されるこの葉の先は、
とても鋭くほそく尖っていて、
葉自体は繊維がとても多い。
上手く葉の先を取ると、
繊維がついてきて、
天然の針と糸となり、
皮などを縫うのに使っていたようです。
セドナでは、この花茎を使って、
ディジュリドゥという楽器を作る人もいて、
このアガベというのは、
とても利用価値の高い、
素晴しい植物なのです。
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by tabisera
| 2010-06-09 13:02
| セドナ